ミュージアムサロンコンサート
シューベルトの連弾作品にみるベートーヴェンへのコンプレックスとその克服の道のり
浜松市楽器博物館 https://www.gakkihaku.jp/
2020年11月28日(土)14:00/15:30(各約1時間)
入館料で鑑賞できます
シューベルト:
- 軍隊行進曲 第1番 D733(1818年)
- フランスの歌による8つの変奏曲 ホ短調 D624(作曲1818年、出版1822年)
- ピアノ・ソナタ ト長調 D894 『幻想』より第4楽章 Allegretto(独奏*)(作曲1826年、出版1827年)
- 幻想曲 ヘ短調 D940(作曲1828年、出版1829年)
ベートーヴェン
- 「君を思う」による4手のための6つの変奏曲 WoO.74(作曲1799年、改訂1803年、出版1805年)
出演:山名敏之*・山名朋子
きのくに音楽祭 きのくにファイナルコンサート
メディア・アート・ホール(和歌山市)
2020年10月11日(日)18:00開場 18:30開演
ベートーヴェン:4手連弾 山名敏之・山名朋子(5オクターヴのヴァルター製フォルテピアノのレプリカ)
- 3つの行進曲 Op.45 No.2 変ホ長調
- ゲーテの詩「君を想う」による6つの変奏曲 WoO 74
他にも「ディアベリ変奏曲」、「庭の千草」のベートーヴェン編曲、弦楽四重奏曲「ラズモフスキー第3番」などの予定 出演者:上野絵理子、小川友子、千田和美、瀧本裕子、鴇田 恵利花、宮下直子、湯川美佳、金子美香、碇 理早、澤 和樹、大関博明、市坪俊彦、林 俊昭(敬称略)
大人¥3,000 学生(高校生まで)¥500
9月1日より販売開始予定 和歌山県民文化会館、楽天チケット
https://kinokuni-fes.com/index.html
おでかけアリオス@夜のいわき市立美術館 山名敏之(チェンバロ)J.S.バッハ「ゴルトベルク変奏曲」
いわきアリオス×いわき市立美術館 連携事業
いわき市立美術館、夏の夜間開館の1日。「音楽」と「美術」が繰り広げる一夜限りの共演
2020年7月10日(金)18:30〜19:30 動画収録(無観客)
いわき市立美術館 1階ロビー(いわき市平字堂根町4-4)
ベル・エポックから大戦へ
2020年2月16日(日) 19:00- 和歌山県民文化会館 小ホール
一般券(全自由席)2,500円 学生券(全自由席)1,000円
宮下直子、山名敏之(ピアノ)
光そのものを見ることによって「影」の黒い色彩が画面から排除された印象派の絵画に象徴されるように、ベル・エポックは芸術家たちにとっても幸福な時代でした。それはドビュッシーの音楽においても例外ではありません。彼の第一次世界大戦前の作品には「影」をイメージさせる響きはなく、明確に「短調」と呼べる作品がありません。ところが大戦中の「白と黒で」には文字通り「影」の色彩が調性とは違う形で入り込むことになります。一方でラヴェルは大戦にトラック輸送兵として参戦したことや母の死といった要因が重なり、この時期にはほとんど作品を残せませんでした。そして第一次大戦終了後、傑作「ラ・ヴァルス」を書き上げるのです。大戦中にドビュッシーは亡くなり、ラヴェルは戦後も活躍しました。彼らが捉えた時代の空気、そして平和への希求は今私たちがまさに感応するべきものでしょう。本演奏会では宮下直子先生をお招きし、傑作であるにもかかわらず、2台ピアノ作品というやや特殊なジャンルのために演奏される機会が少ない「白と黒で」と「ラ・ヴァルス」を中心に据えたプログラムを構成しました。私にとってモダンピアノによる本格的なコンサートは久しぶりであり、宮下先生との共演は10年来の懸案事項でした。それが今回実現できることに大きな喜びを感じています。(山名敏之)
プログラム
- ドビュッシー:ベルガマスク組曲 1890
- ドビュッシー:白と黒(2台ピアノ)1915
- ラヴェル:マ・メール・ロア(連弾)1908-10
- ラヴェル:鏡より道化師の朝の歌 1904-05
- ラヴェル:ラ・ヴァルス(2台ピアノ)1919-20